![]() 塩基性アミノ酸のペプチドおよびプロテアーゼを含む組成物および方法
专利摘要:
本発明は、塩基性アミノ酸、たとえばアルギニンを含むペプチド、およびプロテアーゼを含む、組成物に関する。なし 公开号:JP2011511091A 申请号:JP2010546011 申请日:2009-02-06 公开日:2011-04-07 发明作者:サリヴァン,リチャード;ロビンソン,リチャード 申请人:コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company; IPC主号:A61K8-64
专利说明:
[0001] [0001] 本出願は、米国特許出願No.61/027,584、2008年2月11日出願、に基づく優先権を主張し、かつ米国特許出願No.61/027,442、2008年2月9日出願、ならびに米国特許出願No.61/027,432;61/027,431;61/027,420;および61/027,435、すべて2008年2月8日出願、に基づく優先権を主張し、それらの出願の内容をすべて本明細書に援用する。] 背景技術 [0002] [0002]アルギニンその他の塩基性アミノ酸は口腔ケアに用いるものとして提唱され、空洞形成および歯の過敏性に対抗するのに著しい有益性をもつと考えられている。特定の理論により拘束されるつもりはないが、アルギニンの有益な効果において重要な要因は、アルギニンその他の塩基性アミノ酸を、あるタイプの細菌、たとえば齲食原性ではなく歯および口腔における存在位置についてストレプトコッカス・ミュータンス(S.mutans)などの齲食原性細菌と競合するストレプトコッカス・サングイス(S.sanguis)が代謝できることであるという仮説が立てられる。これらのアルギニン分解細菌(arginolytic bacteria)はアルギニンその他の塩基性アミノ酸を使ってアンモニアを産生し、これによりそれらの環境のpHを上昇させることができ、一方、齲食原性細菌は糖を代謝して乳酸を産生し、これは歯垢pHを低下させ、歯を脱灰し、最終的に空洞を生じる傾向がある。アルギニンを含む口腔用組成物を規則的に経時使用すると、アルギニン分解細菌が相対的に増加し、齲食原性細菌が相対的に減少し、その結果、歯垢pHがより高くなると考えられる。このpH上昇効果は、歯のエナメル質の再石灰化および強化の促進においてフッ化物の効果とは機序が異なり、それに対し相補的である可能性があると考えられる。] [0003] [0003] しかし、これらの塩基性アミノ酸と、口腔ケア有益性をもつ無機質、たとえばフッ化物およびカルシウムとを組合わせて、許容できる長期安定性を備えた口腔ケア製品を調製するのは、困難であることが分かった。特に、塩基性アミノ酸はpHを高め、カルシウムイオンの解離を促進する可能性があり、これがフッ化物イオンと反応して不溶性沈殿物を形成する可能性がある。さらに、より高いpHは刺激を引き起こす可能性がある。しかし、中性pHまたは酸性pHでは、重炭酸アルギニンを用いる系(当技術分野ではこれが好ましいと教示されている)は二酸化炭素を放出して容器の膨張および破裂を生じる場合がある。さらに、pHを中性または酸性の状態に降下させるとアルギニンは歯の表面に対してより低い親和性をもつ不溶性のアルギニン−カルシウム複合体を形成する場合があるので配合物の有効性が低下すると予想され、さらに、pHの降下は口内の齲食原性乳酸の緩衝化に対して配合物がもついずれかの効果を低下させると予想されたであろう。] 発明が解決しようとする課題 [0004] [0004] したがって、塩基性アミノ酸を口腔へ送達するための組成物および方法を開発することが依然として求められている。] 課題を解決するための手段 [0005] [0005] したがって本発明には、組成物1.0、すなわち有効量の、遊離または塩の型の塩基性アミノ酸、たとえばアルギニン含むペプチド、および組成物を利用者の口腔内で使用した際に該ペプチドを開裂するプロテアーゼを含む、口腔ケア組成物が含まれる。] [0006] [0006]本発明組成物は、たとえば口腔組織を介した全身感染の潜在性を低下させることにより、口内の健康状態、および/または心血管の健康状態を含めた全身の健康状態を増進または改善することができる。] [0007] [0007] この配合物は、場合によりさらに下記のものを含む: a.カルシウムイオン源、たとえば炭酸カルシウム、または可溶性カルシウム塩、たとえば塩化カルシウム; b.ホスフェートイオン源、たとえば可溶性リン酸塩、たとえば一塩基性リン酸カリウムまたは二塩基性リン酸カリウム; c.カリウムイオン源、たとえば塩化カリウムまたは一塩基性リン酸カリウムもしくは二塩基性リン酸カリウム; d.フッ化物源、たとえば可溶性フッ化物塩、たとえばフッ化ナトリウム; e.ポリオール系湿潤剤、たとえばグリセロール、糖アルコール(たとえばソルビトール、キシリトール)およびその組合わせから選択されるもの、ならびに/あるいは f.プロテアーゼ阻害剤; たとえば下記のいずれかの組成物: 1.0.1.塩基性アミノ酸がアルギニン、リジン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロピオン酸(diaminoproprionic acid)、その塩類、および/またはその組合わせである、組成物1.0; 1.0.2.ペプチドの塩基性アミノ酸がL−立体配置をもつ、組成物1.0または1.0.1; 1.0.3.ペプチドが約5から約500アミノ酸まで、たとえば約20から約100アミノ酸までの長さである、前記のいずれかの組成物; 1.0.4.ペプチドが塩基性アミノ酸で富化され、たとえばアミノ酸残基当たりの窒素原子が少なくとも約1.25個、たとえば少なくとも約1.5個、たとえば少なくとも約2個の平均窒素含量をもつ、前記のいずれかの組成物; 1.0.5.ペプチドがL−アルギニンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.6.ペプチドが部分的または完全に塩の型である、前記のいずれかの組成物; 1.0.7.組成物を口腔内で使用した際に、塩基性アミノ酸の重量を遊離塩基の型として計算して、塩基性アミノ酸が全組成物重量の約0.1〜約20%、たとえば約1重量%〜約10重量%に相当する量で存在する、前記のいずれかの組成物; 1.0.8.塩基性アミノ酸が全組成物重量の約7.5重量%の量で存在する、組成物1.0.7; 1.0.9.塩基性アミノ酸が全組成物重量の約5重量%の量で存在する、組成物1.0.7; 1.0.10.塩基性アミノ酸が全組成物重量の約3.75重量%の量で存在する、組成物1.0.7; 1.0.11.塩基性アミノ酸が全組成物重量の約1.5重量%の量で存在する、組成物1.0.7; 1.0.12.プロテアーゼが非特異的プロテアーゼである、前記のいずれかの組成物; 1.0.13.プロテアーゼが特異的プロテアーゼである、組成物1.0〜1.0.11; 1.0.14.プロテアーゼがトリプシンである、組成物1.0.13; 1.0.15.プロテアーゼがパパインである、前記のいずれかの組成物; 1.0.16.プロテアーゼ阻害剤がセルピンである、前記のいずれかの組成物; 1.0.17.フッ化物塩が、フッ化スズ(II)、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン(たとえばN’−オクタデシルトリメチレンジアミン−N,N,N’−トリス(2−エタノール)−ジヒドロフルオリド)、フッ化アンモニウム、フッ化チタン、ヘキサフルオロ硫酸塩、およびその組合わせである、前記のいずれかの組成物; 1.0.18.フッ化物塩がフルオロリン酸塩である、前記のいずれかの組成物; 1.0.19.フッ化物塩がモノフルオロリン酸ナトリウムである、前記のいずれかの組成物; 1.0.20.フッ化物塩がフッ化ナトリウムである、前記のいずれかの組成物; 1.0.21.フッ化物塩が全組成物重量の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する、前記のいずれかの組成物; 1.0.22.フッ化物塩が全組成物重量の約0.1〜約0.2重量%の量のフッ化物イオンを供給する、前記のいずれかの組成物; 1.0.23.可溶性フッ化物塩が約50〜約25,000ppmの量のフッ化物イオンを供給する、前記のいずれかの組成物; 1.0.24.約100〜約250ppmの有効フッ化物イオンを含むマウスウォッシュ(mouthwash)である、前記のいずれかの組成物; 1.0.25.約750〜約2000ppmの有効フッ化物イオンを含む歯磨剤である、前記のいずれかの組成物; 1.0.26.組成物が、さらに約750〜約2000ppmのフッ化物イオンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.27.組成物が、さらに約1000〜約1500ppmのフッ化物イオンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.28.組成物が、さらに約1450ppmのフッ化物イオンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.29.pHが約6〜約9、たとえば約6.5〜約7.4、または約7.5〜約9である、前記のいずれかの組成物; 1.0.30.pHが約6.5〜約7.4である、前記のいずれかの組成物; 1.0.31.pHが約6.8〜約7.2である、前記のいずれかの組成物; 1.0.32.pHがほぼ中性である、前記のいずれかの組成物; 1.0.33.さらに研磨剤または粒状物質を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.34.接着剤または粒状物質が、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム(たとえばリン酸二カルシウム・2水和物)、硫酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、シリカ(たとえば水和シリカ)、酸化鉄、酸化アルミニウム、パーライト、プラスチック粒子(たとえばポリエチレン)、およびその組合わせから選択される、上記の組成物; 1.0.35.研磨剤または粒状物質が、リン酸カルシウム(たとえばリン酸二カルシウム・2水和物)、硫酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、シリカ(たとえば水和シリカ)、およびその組合わせから選択される、上記の組成物; 1.0.36.さらに、全組成物重量の約15重量%〜約70重量%の量の研磨剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.37.さらに、5マイクロメートル未満のd50を有する少なくとも約5%の小粒子研磨剤画分を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.38.約150未満、たとえば約40〜約140のRDAを有する、前記のいずれかの組成物; 1.0.39.陰イオン界面活性剤が下記のものから選択される、前記のいずれかの組成物: a.高級脂肪酸モノグリセリドモノスルフェートの水溶性塩(たとえば、水素化ヤシ(椰子)油脂肪酸のモノスルフェート化モノグリセリドのナトリウム塩、たとえばナトリウムN−メチルN−ココイルタウレート、ナトリウムココモ−グリセリドスルフェート)、 b.高級アルキルスルフェート、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、 c.高級アルキル−エーテルスルフェート、たとえば次式のもの: CH3(CH2)mCH2(OCH2CH2)nOSO3X、ここでmは6〜16、たとえば10であり、nは1〜6、たとえば2、3または4であり、XはNaまたはKである(たとえばナトリウムラウレス−2スルフェート(CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)2OSO3Na))、 d.高級アルキルアリールスルホネート(たとえばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム))、 e.高級アルキルスルホアセテート(たとえばナトリウムラウリルスルホアセテート(ドデシルナトリウムスルホアセテート)、1,2ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、スルホコラウレート(N−2−エチルラウレートカリウムスルホアセトアミド)およびラウリルサルコシン酸ナトリウム)、 f.ならびにその混合物; “高級アルキル”は、たとえばC6−30アルキルを意味する。具体的な態様において、陰イオン界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウムおよびラウリルエーテル硫酸ナトリウムから選択される; 1.0.40.陰イオン界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、およびその混合物から選択される、前記のいずれかの組成物; 1.0.41.陰イオン界面活性剤が、約0.3重量%から約4.5重量%までの量で存在する、前記のいずれかの組成物; 1.0.42.陽イオン、両性イオンおよび非イオン界面活性剤、ならびにその混合物から選択される界面活性剤をさらに含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.43.さらに、少なくとも1種類の湿潤剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.44.さらに、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、およびその組合わせから選択される少なくとも1種類の湿潤剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.45.さらにキシリトールを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.46.さらに、少なくとも1種類のポリマーを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.47.さらに、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル−マレイン酸コポリマー、多糖類(たとえばセルロース誘導体、たとえばカルボキシメチルセルロース、または多糖ガム、たとえばキサンタンガムもしくはカラギーナンガム)、およびその組合わせから選択される少なくとも1種類のポリマーを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.48.さらに、ガムのストリップまたはフラグメントを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.49.さらに、着香剤、芳香剤および/または着色剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.50.さらに水を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.51.下記のものから選択される抗細菌剤を含む、前記のいずれかの組成物:ハロゲン化ジフェニルエーテル(たとえばトリクロサン)、草本エキスおよび精油(たとえばローズマリーエキス、茶エキス、モクレン(magnolia)エキス、チモール(thymol)、メントール、ユーカリプトール(eucalyptol)、ゲラニオール、カルバクロール(carvacrol)、シトラール(citral)、ヒノキトール(hinokitol)、カテコール、サリチル酸メチル、没食子酸エピガロカテキン(epigallocatechin gallate)、エピガロカテキン、没食子酸、ミスワク(ナチュラルブラシ)(miswak)エキス、シーバックソーン(sea−buckthorn)エキス)、ビスグアニド系防腐剤(たとえばクロルヘキシジン(chlorhexidine)、アレキシジン(alexidine)またはオクテニジン(octenidine))、第四級アンモニウム化合物(たとえばセチルピリジニウムクロリド(CPC)、塩化ベンザルコニウム、テトラデシルピリジニウムクロリド(TPC)、N−テトラデシル−4−エチルピリジニウムクロリド(TDEPC))、フェノール系防腐剤、ヘキセチジン(hexetidine)、オクテニジン、サンギナリン(sanguinarine)、ポビドンヨード(povidone iodine)、デルモピノール(delmopinol)、サリフルオル(salifluor)、金属イオン(たとえば亜鉛塩、たとえばクエン酸亜鉛、スズ(II)塩、銅塩、鉄塩)、サンギナリン、プロポリス(propolis)および酸素化剤(たとえば過酸化水素、緩衝化されたペルオキシホウ酸ナトリウムまたはペルオキシ炭酸ナトリウム)、フタル酸およびその塩、モノパーサル酸(monoperthalic acid)ならびにその塩およびエステル、ステアリン酸アスコルビル、オレオイルサルコシン(oleoyl sarcosine)、硫酸アルキル、スルホコハク酸ジオクチル、サリチルアニリド、臭化ドミフェン(domiphen bromide)、デルモピノール、オクタピノール(octapinol)および他のピペリジノ誘導体、ナイシン製剤、亜塩素酸塩;ならびに以上のいずれかの混合物; 1.0.52.さらに、抗炎症性化合物、たとえば下記のものを含む、前記のいずれかの組成物:マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)、シクロオキシゲナーゼ(COX)、PGE2、インターロイキン1(IL−1)、IL−1β変換酵素(ICE)、トランスフォーミング成長因子β1(TGF−β1)、誘導性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)、ヒアルロニダーゼ、カテプシン、核因子カッパB(NF−κB)、およびIL−1受容体関連キナーゼ(IRAK)から選択される宿主炎症性因子のうち少なくとも1つの阻害剤、たとえばアスピリン、ケトロラク(ketorolac)、フルルビプロフェン(flurbiprofen)、イブプロフェン(ibuprofen)、ナプロキセン(naproxen)、インドメタシン(indomethacin)、アスピリン、ケトプロフェン(ketoprofen)、ピロキシカム(piroxicam)、メクロフェナム酸(meclofenamic acid)、ノルジヒドグアイアレチン酸(nordihydoguaiaretic acid)、およびその混合物から選択されるもの; 1.0.53.さらに、抗酸化剤、たとえば補酵素Q10、PQQ、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、アネトール−ジチオチオン(anethole−dithiothione)、およびその混合物からなる群から選択されるものを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.54.抗微生物剤が貧溶性である、前記のいずれかの組成物; 1.0.55.さらにトリクロサンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.56.さらに、トリクロサンおよびキシリトールを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.57.さらに、トリクロサン、キシリトールおよび沈降炭酸カルシウムを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.58.さらに、全組成物重量の約0.01〜約5重量%の量の抗細菌剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.59.さらに、全組成物重量の約0.01〜約1重量%の量のトリクロサンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.60.さらに、全組成物重量の約0.3%の量のトリクロサンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.61.さらに増白剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.62.さらに、ペルオキシド、亜塩素酸金属塩、ペルボレート、ペルカーボネート、ペルオキシ酸、次亜塩素酸塩、およびその組合わせからなる群から選択される増白活性物質から選択される増白剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.63.さらに、過酸化水素または下記の過酸化水素源を含む、前記のいずれかの組成物:たとえば過酸化尿素、またはペルオキシド塩もしくは複合体(たとえばペルオキシホスフェート、ペルオキシカーボネート、ペルボレート、ペルオキシシリケートまたはペルスルフェート塩;たとえばペルオキシリン酸カルシウム、過ホウ酸ナトリウム、ナトリウムカーボネートペルオキシド、ペルオキシリン酸ナトリウム、および過硫酸カリウム); 1.0.64.さらに、細菌の付着を妨害または阻止する薬剤、たとえばソルブロール(solbrol)またはキトサンを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.65.さらに、下記のものから選択されるカルシウムおよびホスフェートの供給源を含む、前記のいずれかの組成物:(i)カルシウム−ガラス複合体、たとえばカルシウムナトリウムホスホシリケート、および(ii)カルシウム−タンパク質複合体、たとえばカゼインホスホペプチド−非晶質リン酸カルシウム; 1.0.66.さらに、可溶性カルシウム塩、たとえば硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、およびその組合わせから選択されるものを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.67.さらに、生理的に許容できるカリウム塩、たとえば硝酸カリウムまたは塩化カリウムを、象牙質知覚過敏を軽減するのに有効な量で含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.68.さらに、約0.1%〜約7.5%の生理的に許容できるカリウム塩、たとえば硝酸カリウムおよび/または塩化カリウムを含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.69.アルギニン塩、たとえば塩酸アルギニン、リン酸アルギニンまたは重炭酸アルギニン;トリクロサン;陰イオン界面活性剤、たとえばラウリル硫酸ナトリウム;および可溶性フッ化物塩、たとえばモノフルオロリン酸ナトリウムまたはフッ化ナトリウムを含む練り歯磨きである、前記のいずれかの組成物; 1.0.70.たとえばブラッシングにより口腔に適用した際に、下記のために有効な、前記のいずれかの組成物:(i)齲歯の形成を軽減または抑制する、(ii)たとえば定量光誘導蛍光(QLF)または電気的齲食測定(ECM)により検出されるエナメル質の前齲食病変を軽減、修復または抑制する、(iii)歯の脱灰を軽減または抑制し、再石灰化を促進する、(iv)歯の過敏性を軽減する、(v)歯肉炎を軽減または抑制する、(vi)口内の潰瘍または切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌のレベルを低下させる、(viii)アルギニン分解細菌の相対レベルを高める、(ix)口腔における微生物バイオフィルムの形成を抑制する、(x)糖負荷後の歯垢pHを少なくともpH5.5のレベルに上昇および/または維持する、(xi)歯垢の蓄積を軽減する、(xii)口内乾燥を治療、寛解または軽減する、(xiii)歯および口腔を清浄にする、(xiv)侵食を軽減する、(xv)歯を増白する、(xvi)歯を齲食原性細菌に対して免疫化する、ならびに/あるいは(xvii)たとえば口腔組織を介した全身感染の潜在性を低下させることにより、心血管の健康状態を含めた全身の健康状態を増進する; 1.0.71.前記のいずれかの組成物において述べた成分を組み合わせることにより得られた、または得ることができる、組成物; 1.0.72.マウスリンス(mouthrinse)、練り歯磨き、歯磨きゲル、歯磨き粉、非研磨ゲル、ムース、フォーム、口内スプレー、トローチ、口内錠、インプラント義歯、およびペットケア製品から選択される形態の、前記のいずれかの組成物; 1.0.73.組成物が練り歯磨きである、前記のいずれかの組成物; 1.0.74.組成物が、場合によりさらに、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、増粘剤、抗微生物剤、保存剤、着香剤、着色剤、および/またはその組合わせのうち1以上のうち1以上を含む練り歯磨きである、前記のいずれかの組成物; 1.0.75.組成物がマウスウォッシュである、組成物1.0〜1.0.73のいずれかの組成物; 1.0.76.組成物がチューインガムである、組成物1.0〜1.0.73のいずれかの組成物; 1.0.77.さらに、ブレスフレッシュナー(breath freshner)、芳香剤または着香剤を含む、前記のいずれかの組成物; 1.0.78.タンパク質が、ダイズタンパク質またはダイズタンパク質誘導体である、前記のいずれかの組成物; 1.0.79.タンパク質が、グラウンドナッツ(ground nut)タンパク質またはグラウンドナッツタンパク質誘導体である、前記のいずれかの組成物; 1.0.80.ペプチドが、タンパク質を部分加水分解または部分消化し、そしてペプチド混合物に塩基性アミノ酸であるアルギニンを富化することにより得られる、前記のいずれかの組成物; 1.0.81.ペプチドが、水溶液に塩基性pH、たとえば少なくとも約7.5、たとえば少なくとも約8、たとえば約8〜約10のpHを付与する、前記のいずれかの組成物。] [0008] [0008] 本発明には、前記のいずれかの組成物をたとえばブラッシングにより口腔に適用することを含む、下記のために有効な方法2.0であって、その必要がある患者の口腔に組成物1.0〜1.0.78のいずれかひとつによる口腔ケアを導入する方法も含まれる:(i)齲歯の形成を軽減または抑制する、(ii)たとえば定量光誘導蛍光(QLF)または電気的齲食測定(ECM)により検出されるエナメル質の前齲食病変を軽減、修復または抑制する、(iii)歯の脱灰を軽減または抑制し、再石灰化を促進する、(iv)歯の過敏性を軽減する、(v)歯肉炎を軽減または抑制する、(vi)口内の潰瘍または切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌のレベルを低下させる、(viii)アルギニン分解細菌の相対レベルを高める、(ix)口腔における微生物バイオフィルムの形成を抑制する、(x)糖負荷後の歯垢pHを少なくともpH5.5のレベルに上昇および/または維持する、(xi)歯垢の蓄積を軽減する、(xii)口内乾燥を軽減する、(xiii)歯および口腔を清浄にする、(xiv)侵食を軽減する、(xv)歯を増白する、ならびに/あるいは(xvi)歯を齲食原性細菌に対して免疫化する。] [0009] [0009] 本発明の他の態様には、下記の方法も含まれる: 2.1 方法2.0のうち、口腔に導入した際にプロテアーゼがペプチドを加水分解するもの; 2.2 方法2.0または2.1のうち、組成物を口腔に導入した際にプロテアーゼ阻害剤が不活性化または希釈されるもの; 2.3 方法2.0または2.2のうち、組成物が少なくとも約7.5%のアルギニンを含むもの; 2.4 方法2.0〜2.3のうち、組成物が歯磨剤であるもの; 2.5 方法2.0〜2.4のうち、組成物が練り歯磨きであるもの; 2.6 方法2.0〜2.5のうち、組成物がゲルであるもの; 2.7 方法2.0〜2.6のうち、組成物を歯ブラシにより口腔に適用するもの; 2.8 方法2.0〜2.3のうち、組成物がマウスウォッシュであるもの。] [0010] [0010] 有効成分のレベルは、送達系および個々の有効物質の性質に基づいて異なるであろう。たとえば、塩基性アミノ酸を含むタンパク質は、たとえば約0.1から約20重量%(遊離塩基の重量として表わす)、たとえばマウスリンスについては約0.1から約3重量%、消費者用練り歯磨きについては約1から約10重量%、または専門用もしくは処方箋処置製品については約7から約20重量%のレベルで存在することができる。フッ化物は、たとえば約25〜約25,000ppm、たとえばマウスリンスについては約25〜約250ppm、消費者用練り歯磨きについては約750〜約2,000ppm、または専門用もしくは処方箋処置製品については約2,000〜約25,000ppmのレベルで存在することができる。抗細菌剤のレベルも同様に異なり、練り歯磨き中に用いるレベルはマウスリンス中に用いるレベルよりたとえば約5〜約15倍大きいであろう。たとえば、トリクロサンマウスリンスはたとえば約0.03重量%のトリクロサンを含有することができ、一方、トリクロサン練り歯磨きは約0.3重量%のトリクロサンを含有することができる。] [0011] [0011] 本発明の他の態様は当業者に明らかになるであろう。] 実施例 [0012] [0012]ペプチドおよびそれらの製造は当技術分野で既知であり、ペプチドはアミノ酸の短いポリマーである。本発明のペプチドは、たとえば約5から約500アミノ酸までの長さであってよく、その際、好ましくは大部分のアミノ酸が塩基性アミノ酸であり、より好ましくはすべてのアミノ酸が塩基性アミノ酸であり、たとえば、その際、アミノ酸残基に対する窒素原子の比率は約.25、たとえば約1.5、たとえば約2を超える;たとえば、その際アミノ酸は正味プラスの電荷をもち、たとえば塩基性pH、たとえば約7.5より高い、たとえば約8より高いpHを溶液に付与する。] [0013] [0013] 大型タンパク質、たとえばダイズまたはグラウンドナッツのタンパク質は、加水分解または消化して、より小型のタンパク質にすることができ、塩基性アミノ酸、特にアルギニンに富むフラグメントを分離することができる。たとえば、塩基性アミノ酸を含むペプチドは、塩基性がより低いペプチドより高いpHで若干、より可溶性である傾向がある。アルギニンに富む画分を得る方法は、たとえば米国特許 No.7091001に記載されており、種々のpHでの相対溶解度を利用してアルギニンを他のアミノ酸から分離することは1900年に既に記載されていた。たとえばKossel, A.,およびKutscher, F., Z. Physiol. Chem., 1900, xxxi, 165を参照。したがって、アルギニンに富むタンパク質画分は当業者が入手できる。] [0014] [0014]プロテアーゼは当技術分野で既知であり、ペプチドをペプチド結合の加水分解により分解する一群の酵素を含む。プロテアーゼは特異的または非特異的プロテアーゼであってよく、個々のペプチドに応じてそれらのいずれも本発明に使用できる。] [0015] [0015] 非特異的プロテアーゼは当技術分野で既知であり、アミノ酸に関係なく大部分またはすべてのペプチド結合を加水分解することができる。特異的プロテアーゼは、アミノ酸配列に応じて特定のアミノ酸のペプチド結合のみを加水分解する。したがって、本発明組成物中に使用するための特異的プロテアーゼは、個々のペプチド配列に依存する。たとえば、トリプシンはタンパク質をリジンおよびアルギニンのカルボキシル側で開裂させ、したがって、リジン、アルギニン、およびリジンとアルギニンのポリペプチドと共に使用するのに適切であろう。] [0016] [0016] 好ましいプロテアーゼには、ポリペプチドを末端アミノ酸においてではなくポリペプチド鎖内で開裂させるエンドペプチダーゼが含まれる。 [0017]本発明組成物は、有効量の1種類以上のプロテアーゼ阻害剤をも含むことができ、それらは当技術分野で既知である。具体的なプロテアーゼ阻害剤の選択は、組成物に含有させる個々のプロテアーゼに依存するであろう。たとえば、トリプシンをプロテアーゼとして含有させる場合、セルピンをプロテアーゼ阻害剤として使用できる。好ましくはプロテアーゼ阻害剤は、本発明組成物が口腔内で使用されていない間、たとえば製造、加工、貯蔵または輸送中はプロテアーゼ活性を阻害するけれども、たとえば組成物を口腔内で使用した際に希釈されると不活性になるためプロテアーゼ阻害剤がもはやプロテアーゼ活性を阻害しない濃度で用いられる。] [0017] [0018]本発明組成物は有用な酵素を含むことができ、これには利用可能ないずれかのプロテアーゼ、グルカノヒドロラーゼ、エンドグリコシダーゼ、アミラーゼ、ムタナーゼ、リパーゼおよびムチナーゼ、またはその適合する混合物が含まれる。特定の態様において、酵素はプロテアーゼ、デキストラナーゼ、エンドグリコシダーゼおよびムタナーゼである。他の態様において、酵素はパパイン、エンドグリコシダーゼ、またはデキストラナーゼとムタナーゼの混合物である。本発明に使用するのに適切な他の酵素は、米国特許No.5,000,939,Dringらに付与;米国特許No.4,992,420;米国特許No.4,355,022;米国特許No.4,154,815;米国特許No.4,058,595;米国特許No.3,991,177;および米国特許No.3,696,191に開示されており、これらのすべてを本明細書に援用する。本発明において酵素、あるいは幾つかの適合性酵素の混合物は、1態様においては約0.002%〜約2.0%、または他の態様においては約0.05%〜約1.5%、またはさらに他の態様においては約0.1%〜約0.5%を構成する。] [0018] [0019] 本発明のペプチドは塩基性アミノ酸を含み、これには天然の塩基性アミノ酸、たとえばアルギニン、リジンおよびヒスチジンだけでなく、分子中にカルボキシル基およびアミノ基をもち、水溶性であって約7以上のpHの水溶液を与える塩基性アミノ酸はいずれも含まれる。したがって、塩基性アミノ酸にはアルギニン、リジン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロピオン酸、またはその組合わせが含まれるが、これらに限定されない。具体的な態様において、塩基性アミノ酸はアルギニン、シトルリンおよびオルニチンから選択される。特定の態様において、塩基性アミノ酸はアルギニン、たとえばL−アルギニン、またはその塩である。] [0019] [0020]本発明組成物は、口内に局所使用するためのものであり、したがって本発明に使用するためのペプチド塩は、提示した量および濃度でそのような用途について安全でなければならない。適切な塩類には医薬的に許容できる塩類であることが当技術分野で知られている塩類が含まれ、これらは提示した量および濃度で一般に生理的に許容できると考えられる。生理的に許容できる塩類には、医薬的に許容できる無機酸もしくは有機酸または塩基から誘導されるもの、たとえば生理的に許容できる陰イオンを形成する酸により形成される酸付加塩、たとえば塩酸塩または臭化物塩、ならびに生理的に許容できる陽イオンを形成する塩基により形成される塩基付加塩、たとえばアルカリ金属、たとえばカリウムおよびナトリウム、またはアルカリ土類金属、たとえばカルシウムおよびマグネシウムから誘導されるものが含まれる。生理的に許容できる塩類は、当技術分野で既知の標準法を用いて、たとえば十分に塩基性の化合物、たとえばアミンと、生理的に許容できる陰イオンを与える適切な酸との反応により得ることができる。] [0020] [0021] 抗齲食効果を得るための口腔ケア組成物中におけるアルギニンの濃度は、約1.5%であってよい。歯の過敏性を寛解するためには、より高い濃度、たとえば約3.75%から約7.50%までのアルギニンを使用できる;これらの配合物は開放状態の象牙質細管(疼痛経路)を物理的に閉鎖して効果的な疼痛寛解をもたらすからである。理論により拘束されるわけではないが、これより高い濃度、たとえば約7.50%より多い、すなわち約7.50%から約25%まで、約8.0%から約20%まで、約9%から約15%まで、または約10%のアルギニンですら、口内が湿潤または水和されているという知覚を残した状態で歯、歯肉および/または口腔をコートするという仮説が立てられる。] [0021] [0022]本発明組成物は、塩基性アミノ酸を含む有効量のペプチドを含む。有効量は、口腔内でペプチドがプロテアーゼにより加水分解された後に、塩基性アミノ酸、たとえばアルギニンの有益性を達成するのに有効な量である。したがって、ペプチドの有効量が組成物中に存在するプロテアーゼの量に依存するであろうということは分かるであろう。] [0022] [0023]本発明組成物は、ペプチドを加水分解する有効量のプロテアーゼを含む。したがって、プロテアーゼの有効量が組成物中に存在するペプチドの量および選択する具体的なプロテアーゼに依存するであろうということは分かるであろう。ペプチド、プロテアーゼおよびプロテアーゼ阻害剤を含む組成物において、プロテアーゼの有効量はペプチドおよびプロテアーゼ阻害剤のレベルに依存する可能性がある。] [0023] [0024]本発明組成物は、組成物が口腔内で放出されるまでペプチドのプロテアーゼ加水分解を阻害する有効量のプロテアーゼ阻害剤を含むことができる。プロテアーゼ阻害剤の有効量は、プロテアーゼの量だけでなく、プロテアーゼのタイプおよびプロテアーゼ阻害剤のタイプにも依存するであろう。] [0024] [0025] 当業者はペプチド、プロテアーゼおよびプロテアーゼ阻害剤の有効量を決定することができる。種々の量のそれらを含む組成物を作成し、使用前および口腔内で放出された際のそれらの組成物の塩基性アミノ酸含量をアッセイすることができる。] [0025] [0026]本発明組成物は、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、増粘剤、抗微生物剤、保存剤、着香剤、着色剤、および/またはその組合わせのうち1以上から選択される追加成分を含む歯磨剤の形態であってもよい。] [0026] [0027]口腔ケア組成物はさらに1種類以上のフッ化物イオン源、たとえば可溶性フッ化物塩を含有することができる。多様なフッ化物イオン供与物質を本発明組成物中に可溶性フッ化物の供給源として使用でき、そのような物質は当業者に既知である。適切なフッ化物イオン供与物質の例は下記にある:米国特許No.3,535,421,Brinerらに付与;米国特許No.4,885,155,Parran,Jr.らに付与;および米国特許No.3,678,154,Widderらに付与;これらを本明細書に援用する。] [0027] [0028] 代表的なフッ化物イオン源には、フッ化スズ(II)、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン、フッ化アンモニウム、およびその組合わせが含まれるが、これらに限定されない。特定の態様において、フッ化物イオン源には、フッ化スズ(II)、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、およびその混合物が含まれる。] [0028] [0029] 特定の態様において、本発明の口腔ケア組成物は、フッ化物イオン源またはフッ素供給成分を、約25ppm〜約25,000ppm、一般に少なくとも約500ppm、たとえば約500〜約2000ppm、たとえば約1000〜約1600ppm、たとえば約1450ppmのフッ化物イオンを供給するのに十分な量で含有することもできる。フッ化物の適切なレベルは、個々の用途に依存するであろう。たとえばマウスウォッシュは、一般に約100〜約250ppmのフッ化物を含むであろう。一般消費者用の練り歯磨きは一般に約1000〜約1500ppmを含み、小児用練り歯磨きはこれより若干少ない量を含むであろう。専門用の歯磨剤またはコーティングは、約5,000ppmに及ぶフッ化物、または約25,000ppmのフッ化物すら含むことができる。] [0029] [0030]フッ化物イオン源は、1態様においては組成物の約0.01重量%〜約10重量%、または他の態様においては約0.03重量%〜約5重量%、他の態様においては約0.1重量%〜約1重量%のレベルで本発明組成物に添加することができる。適切なレベルのフッ化物イオンを供給するフッ化物塩の重量は、明らかにその塩中の対イオンの重量に基づいて異なるであろう。] [0030] [0031]本発明組成物はリン酸カルシウム研磨剤、たとえばリン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)、ヒドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2)、またはリン酸二カルシウム・2水和物(CaHPO4・2H2O、本明細書中で時にはDiCalとも言う)、またはピロリン酸カルシウムを含むことができる。] [0031] [0032]本発明組成物は、1種類以上の追加の粒状物質、たとえばシリカ研磨剤、たとえば最高で約20ミクロンの平均粒度をもつ沈降シリカ、たとえばJ.M.Huberが市販するZeodent 115(登録商標)を含有することができる。他の有用な研磨剤には、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、焼成アルミナ、ベントナイトもしくは他のケイ質材料、またはその組合わせも含まれる。] [0032] [0033] 本発明に有用なシリカ研磨剤系の研磨材料、および他の研磨剤は、一般に約0.1〜約30ミクロン、ほぼ5〜約15ミクロンの範囲の平均粒度をもつ。シリカ研磨剤は、沈降シリカまたはシリカゲルからのもの、たとえば米国特許No.3,538,230,Paderらに付与、および米国特許No.3,862,307,Digiulioに付与(両方を本明細書に援用する)に記載されたシリカキセロゲルであってもよい。具体的なシリカキセロゲルは、商品名Syloid(登録商標)でW.R.Grace & Co.,Davison Chemical Divisionにより市販されている。沈降シリカ材料には、J.M.Huber Corp.が商品名Zeodent(登録商標)で市販しているものが含まれ、これにはZeodent 115および119の表示をもつシリカが含まれる。これらのシリカ研磨剤は米国特許No.4,340,583,Wasonに付与(本明細書に援用する)に記載されている。] [0033] [0034] 特定の態様において、本発明による口腔ケア組成物の実施に有用な研磨剤には、約100cc/100gシリカ未満、約45cc/100gシリカ〜約70cc/100gシリカの範囲の吸油価(oil absorption value)をもつシリカゲルおよび沈降非晶質シリカが含まれる。吸油価は、ASTA Rub−Out、方法D281を用いて測定される。特定の態様において、シリカは約3ミクロン〜約12ミクロン、および約5〜約10ミクロンの平均粒度をもつコロイド粒子である。] [0034] [0035] 特定の態様において、粒状物質または研磨剤は、たとえば約5ミクロン未満のd50をもつきわめて小さい粒子、たとえば約3〜約4ミクロンのd50をもつ小粒子シリカ(small particle silica)(SPS)、たとえばSorbosil AC43(登録商標)(Ineos)を大きな割合で含む。そのような小粒子は、過敏性の軽減を目標とする配合物に特に有用である。小粒子成分は、より大きい第2の粒子研磨剤との組合わせで存在してもよい。特定の態様において、たとえば配合物は約3〜約8%のSPS、および約25〜約45%の一般的な研磨剤を含む。] [0035] 本発明の実施に特に有用な吸油性の低いシリカ研磨剤は、商品名Sylodent XWA(登録商標)でW.R. Grace & Co.,Davison Chemical Division、21203メリーランド州ボルチモア、により市販されている。Sylodent 650 XWA(登録商標)、すなわち約29重量%の含水率をもち、平均約7〜約10ミクロンの直径、および約70cc/100gシリカ未満の吸油価のコロイドシリカ粒子からなるシリカヒドロゲルは、本発明の実施に有用な吸油性の低いシリカ研磨剤の一例である。研磨剤は、本発明の口腔ケア組成物中に約10〜約60重量%、他の態様においては約20〜約45重量%、他の態様においては約30〜約50重量%の濃度で存在する。] [0036] [0036] 本発明の口腔ケア組成物は、口腔をブラッシングした際に発生する泡の量を増加させるための作用物質を含有することもできる。そのような作用物質は当業者に既知である。泡の量を増加させる作用物質の具体例には、ポリオキシエチレンおよび特定のポリマー(アルギネートポリマーが含まれるが、これに限定されない)が含まれるが、これらに限定されない。] [0037] [0037]ポリオキシエチレンは、本発明の口腔ケアキャリヤー成分により発生する泡の量および泡の厚みを増大させることができる。ポリオキシエチレンは一般にポリエチレングリコール(“PEG”)またはポリエチレンオキシドとしても知られている。本発明に適切なポリオキシエチレンは約200,000〜約7,000,000の分子量をもつであろう。1態様において分子量は約600,000〜約2,000,000、他の態様においては約800,000〜約1,000,000であろう。Polyox(登録商標)は、Union Carbideにより製造される高分子量ポリオキシエチレンに対する商品名である。] [0038] [0038]ポリオキシエチレンは、本発明の口腔ケア組成物の口腔ケアキャリヤー成分の約1%〜約90%、1態様においては約5%〜約50%、他の態様においては約10%〜約20%(重量)の量で存在することができる。口腔ケア組成物中の発泡剤の投与量(すなわち1回量)は、約0.01〜約0.9重量%、約0.05〜約0.5重量%、他の態様においては約0.1〜約0.2重量%である。] [0039] [0039] 本発明の口腔ケア組成物に場合により含まれる他の作用物質は、界面活性剤、または適合する界面活性剤の混合物である。適切な界面活性剤は、広いpH範囲を通して妥当な程度に安定なもの、たとえば陰イオン、陽イオン、非イオンまたは両性イオン界面活性剤である。適切な界面活性剤は、より詳細に、たとえば下記に記載されている:米国特許No.3,959,458,Agricolaらに付与;米国特許No.3,937,807,Haefeleに付与;および米国特許No.4,051,234,Gieskeらに付与;これらを本明細書に援用する。好ましい界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウムである。] [0040] [0040]界面活性剤、または適合する界面活性剤の混合物は、本発明組成物中に全組成物の約0.1%〜約5.0%、他の態様においては約0.3%〜約3.0%、他の態様においては約0.5%〜約2.0%(重量)で存在することができる。] [0041] [0041] 本発明の口腔ケア組成物は、着香剤をも含有することができる。本発明の実施に際して用いられる着香剤は当業者に既知であり、これには、精油ならびに種々の芳香性アルデヒド類、エステル類、アルコール類、およびこれらに類する物質が含まれる。着香剤は、口腔用組成物中に約0.1〜約5重量%、約0.5〜約1.5重量%の濃度で含有される。個々の口腔ケア組成物投与に際しての着香剤の投与量(すなわち1回量)は、約0.001〜約0.05重量%、他の態様においては約0.005〜約0.015重量%である。] [0042] [0042] 本発明の口腔ケア組成物および方法は、場合により、細菌の細胞壁中にあるカルシウムを錯化することができる1種類以上のキレート化剤をも含むことができる。このカルシウムの結合は、細菌細胞壁を脆弱にし、細菌溶解を促進する。キレート化剤は当業者に周知であり、たとえば水和または非水和の型の可溶性ピロホスフェートである。本発明組成物に有用なピロホスフェート塩の有効量は、一般に少なくとも約1.0重量%のピロホスフェートイオン、約1.5重量%〜約6重量%、約3.5重量%〜約6重量%のピロホスフェートイオンを供給するのに十分なものである。] [0043] [0043] 本発明の口腔ケア組成物または方法は、場合により1種類以上のポリマーをも含むことができ、それらは当業者に既知である。そのようなポリマーには、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル−マレイン酸コポリマー、多糖類(たとえばセルロース誘導体、たとえばカルボキシメチルセルロース、または多糖ガム、たとえばキサンタンガムもしくはカラギーナンガム)を含めることができる。使用するのに適切なポリマーには、GAFChemical CorporationのGantrez AN 139(M.W.500,000)、AN 119(M.W.250,000)、およびS−97医薬グレード(M.W.70,000)を含めることができる。適切なポリマーには、置換アクリルアミドのホモポリマーおよび/または不飽和スルホン酸およびその塩のホモポリマーを含めることもできる;特にその際、ポリマーは、アクリルアミドアリカンスルホン酸(acrylamidoalykane sulfonic acid)から選択される不飽和スルホン酸、たとえば2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸をベースとし、分子量約1,000〜約2,000,000をもつ;米国特許No.4,842,847,1989年6月27日にZahidに付与(本明細書に援用する)に記載。他の有用なクラスのポリマー系作用物質には、ポリアミノ酸、特にある割合の陰イオン界面活性アミノ酸、たとえばアスパラギン酸、グルタミン酸およびホスホセリンを含有するものが含まれる;米国特許No.4,866,161,Sikesら(本明細書に援用する)に開示。] [0044] [0044] 本発明の組成物および方法は、望ましい稠度を付与するために、または配合物の安定化もしくは性能増強のために、ある増粘剤を含むこともできる。そのような増粘剤は当業者に既知であり、たとえばカルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロース、ならびに水溶性セルロースエーテル塩、たとえばカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースナトリウムである。天然ガム、たとえばカラヤガム、アラビアゴム、およびトラガカントゴムを含有させることもできる。組成物のテキスチャーをさらに改善するために、コロイド状のケイ酸アルミニウムマグネシウムまたは微細に分割したシリカを増粘組成物の成分として使用できる。特定の態様において、全組成物の約0.5重量%〜約5.0重量%の量の増粘剤が用いられる。] [0045] [0045] 本発明の組成物および方法は、場合により1種類以上の酵素を含むこともできる。有用な酵素には当業者に既知のものが含まれ、プロテアーゼ、グルカノヒドロラーゼ、エンドグリコシダーゼ、アミラーゼ、ムタナーゼ、リパーゼおよびムチナーゼ、またはその適合する混合物を含めることができる。本発明に使用するのに適切な酵素は、米国特許No.5,000,939,Dringらに付与;米国特許No.4,992,420;米国特許No.4,355,022;米国特許No.4,154,815;米国特許No.4,058,595;米国特許No.3,991,177;および米国特許No.3,696,191に開示されており、これらのすべてを本明細書に援用する。本発明において酵素、あるいは幾つかの適合性酵素の混合物は、1態様においては約0.002%〜約2.0%、または他の態様においては約0.05%〜約1.5%、またはさらに他の態様においては約0.1%〜約0.5%を構成する。] [0046] [0046] 水も本発明の口腔用組成物中に存在することができる。商業用の口腔用組成物を調製する際に用いる水は、好ましくは脱イオン処理されかつ有機不純物を含まないものである。水は一般に組成物の残部を補い、添加した遊離水と、他の物質により、たとえばソルビトールまたは本発明のいずれかの成分により導入された量とを合わせたものを含む。] [0047] [0047] 本発明は、組成物が空気に曝された際に硬化するのを防ぐために、また口内の水和を補助するために、湿潤剤を含むことができる。特定の湿潤剤は、望ましい甘味または香味を歯磨組成物に付与することもできる。湿潤剤は、純湿潤剤を基準として、一般に1態様においては歯磨組成物の約15%〜約70%、または他の態様においては約30%〜約65%(重量)含有される。] [0048] [0048] 適切な湿潤剤には、食用多価アルコール、たとえばグリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコール、および他のポリオール、ならびにこれらの湿潤剤の混合物が含まれる。グリセリンとソルビトールの混合物を、特定の態様において本発明の練り歯磨き組成物の湿潤剤成分として使用できる。] [0049] [0049] 前記成分のほかに、本発明の態様は多様な任意の歯磨剤成分を含有することができ、それらのうちの若干を以下に記載する。任意成分には、たとえば接着剤、起泡剤(sudsing agent)、着香剤、甘味剤、追加の抗歯垢剤、研磨剤、および着色剤が含まれるが、これらに限定されない。これらおよび他の任意成分は、さらに下記に記載されている:米国特許No.5,004,597,Majetiに付与;米国特許No.3,959,458,Agricolaらに付与;および米国特許No.3,937,807,Haefeleに付与;これらのすべてを本明細書に援用する。] [0050] [0050] 本発明による組成物および方法は、口内乾燥を処置し、場合により、修復および再石灰化を促進することにより歯を保護し、特に齲歯の形成を軽減または抑制し、歯の脱灰を軽減または抑制し、再石灰化を促進し、歯の過敏性を軽減し、たとえば定量光誘導蛍光(QLF)または電気的齲食測定(ECM)により検出されるエナメル質の前齲食病変を軽減、修復または抑制する方法に有用である。定量光誘導蛍光は、エナメル質の前齲食病変を早期に検出することができる可視光線システムである。正常な歯は可視光線中で蛍光発光する;脱灰した歯は発光しないか、またはより低い程度に発光するにすぎない。脱灰領域を定量し、その進行をモニターすることができる。電導度測定は、脱灰およびエナメル質侵食を受けて流体が充たされた歯細管は電気を伝導するという事実を利用する。したがって、患者の歯の電導度の上昇を脱灰の指標とすることができる。したがって本発明組成物は、有効量のフッ素および/またはアルギニンを含まない組成物と対比してエナメル質の前齲食病変(QLFまたはECMにより測定)を軽減する方法に有用である。] [0051] [0051]口腔組織は全身感染の入り口となる可能性があるので、口内の健康状態の増進は全身の健康状態にも有益となる。口内の良好な健康状態は、心血管の健康状態を含めた全身の健康状態に関連する。塩基性アミノ酸、特にアルギニンは、NO合成経路に補給する窒素源であり、したがって口腔組織における微小循環を増強するので、本発明の組成物および方法は格別な有益性を提供する;これは、胃潰瘍に関連するヘリコバクター(Heliobacter)にとって、より好ましくない。アルギニンは特に特定の免疫細胞受容体、たとえばT細胞受容体の高発現に必要であり、したがってアルギニンは有効な免疫応答を増強することができる。したがって本発明の組成物および方法は、心血管の健康状態を含めた全身の健康状態を増進するのに有用である。より酸性の低い口腔環境を提供することは、胃部不快感(gastric distress)の軽減にも役立ち、胃潰瘍に関連するヘリコバクターにとって、より好ましくない環境を作り出す。アルギニンは特に特定の免疫細胞受容体、たとえばT細胞受容体の高発現に必要であり、したがってアルギニンは有効な免疫応答を増強することができる。したがって本発明の組成物および方法は、心血管の健康状態を含めた全身の健康状態を増進するのに有用である。] [0052] [0052] 本発明による組成物および方法は、口内および歯のケアのための口腔用組成物、たとえば練り歯磨き、透明なペースト、ゲル、マウスリンス、スプレーおよびチューインガムに採用できる。] [0053] [0053] 全体を通して用いる範囲は、その範囲内にあるあらゆる数値を記述するための略記として用いられる。その範囲内の数値をいずれも範囲の末端として選択できる。さらに、本明細書に引用するすべての参考文献は、それらの全体が本明細書に援用される。本発明の開示における定義と引用した参考文献の定義が矛盾する場合、本発明の開示が支配する。配合物について記載する場合、それらは当技術分野で一般に行なわれるようにそれらの成分により記載することができると理解され、実際の配合物中でその製造、貯蔵および使用に伴ってそれらの成分が互いに反応する可能性があるにもかかわらず、そのような製品は本明細書に記載する配合物に包含されるものとする。] [0054] [0054] 以下の実施例は、本発明の範囲における具体的な態様をさらに記載および立証する。これらの実施例は説明のために示したにすぎず、本発明の精神および範囲から逸脱しない多数の変更が可能なので、本発明の限定とみなすべきではない。本明細書に提示および記載したもののほか本発明の多様な改変が当業者に自明なはずであり、特許請求の範囲に含まれるものとする。]
权利要求:
請求項1 (i)有効量の、塩基性アミノ酸を富化したペプチドまたはペプチドのミックス、ならびに(ii)組成物を利用者の口腔内で使用した際に該ペプチドを開裂して塩基性アミノ酸を口腔内へ放出するプロテアーゼを含む、口腔ケア組成物。 請求項2 ペプチドが約5〜約500アミノ酸の長さである、請求項1に記載の組成物。 請求項3 組成物がさらに下記のうち1種類以上を含む、請求項1または2に記載の組成物:a.カルシウムイオン源、b.ホスフェートイオン源、c.カリウムイオン源、d.フッ化物源、e.ポリオール系湿潤剤、f.プロテアーゼ阻害剤、およびその組合わせ。 請求項4 塩基性アミノ酸が、アルギニン、リジン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロピオン酸、その塩類、および/またはその組合わせから選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。 請求項5 ペプチド中の約50%より多くのアミノ酸が塩基性アミノ酸である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。 請求項6 タンパク質を部分加水分解または部分消化し、生成したフラグメントに塩基性アミノ酸を含むペプチドを富化することにより得られたペプチドの混合物を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。 請求項7 ペプチドが水性溶液に塩基性pHを付与する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 請求項8 ペプチドがアルギニンを富化されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。 請求項9 組成物を口腔内で使用した際に、塩基性アミノ酸の重量を遊離塩基の型として計算して、塩基性アミノ酸が全組成物重量の約0.1〜約20%に相当する量で存在する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。 請求項10 組成物を口腔内で使用した際に、塩基性アミノ酸の重量を遊離塩基の型として計算して、塩基性アミノ酸が約1重量%〜約10重量%に相当する量で存在する、請求項7に記載の組成物。 請求項11 プロテアーゼが非特異的プロテアーゼである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。 請求項12 プロテアーゼが特異的プロテアーゼである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。 請求項13 プロテアーゼがトリプシンまたはパパインである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。 請求項14 プロテアーゼ阻害剤がセルピンである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。 請求項15 フッ化物塩が、フッ化スズ(II)、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン(たとえばN’−オクタデシルトリメチレンジアミン−N,N,N’−トリス(2−エタノール)−ジヒドロフルオリド)、フッ化アンモニウム、フッ化チタン、ヘキサフルオロスルフェート、およびその組合わせである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。 請求項16 フッ化物塩が、全組成物重量の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。 請求項17 pHが約6〜約9である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。 請求項18 pHがほぼ中性である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。 請求項19 さらに研磨剤または粒状物質を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。 請求項20 さらに、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、シリカ、酸化鉄、酸化アルミニウム、パーライト、プラスチック粒子、ポリエチレン、およびその組合わせから選択される接着剤または粒状物質を含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。 請求項21 さらに、全組成物重量の約15重量%〜約70重量%の量の研磨剤を含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。 請求項22 さらに、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、およびその混合物から選択される陰イオン界面活性剤を含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の組成物。 請求項23 陰イオン界面活性剤が、全組成物重量の約0.3重量%から約4.5重量%の量で存在する、請求項22に記載の組成物。 請求項24 さらに、陽イオン、両性イオン、および非イオン界面活性剤、ならびにその混合物から選択される界面活性剤を含む、請求項1〜23のいずれか1項に記載の組成物。 請求項25 さらに、グリセリン、ソルビトール、およびその組合わせから選択される少なくとも1種類の湿潤剤を含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の組成物。 請求項26 さらに、少なくとも1種類のポリマーを含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の組成物。 請求項27 さらに、ガムのストリップまたはフラグメントを含む、請求項1〜26のいずれか1項に記載の組成物。 請求項28 さらに、水を含む、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。 請求項29 さらに、下記のものから選択される抗細菌剤を含む、請求項1〜28のいずれか1項に記載の組成物:トリクロサン、草本エキス、精油、ローズマリーエキス、茶エキス、モクレンエキス、チモール、メントール、ユーカリプトール、ゲラニオール、カルバクロール、シトラール、ヒノキトール(hinokitol)、カテコール、サリチル酸メチル、没食子酸エピガロカテキン、エピガロカテキン、没食子酸、ミスワクエキス、シーバックソーンエキス、およびプロポリス、ビスグアニド系防腐剤、クロルヘキシジン、アレキシジンおよびオクテニジン、第四級アンモニウム化合物、セチルピリジニウムクロリド(CPC)、塩化ベンザルコニウム、テトラデシルピリジニウムクロリド(TPC)、およびN−テトラデシル−4−エチルピリジニウムクロリド(TDEPC)、フェノール系防腐剤、ヘキセチジン、オクテニジン、サンギナリン、ポビドンヨード、デルモピノール、サリフルオル、金属イオン、スズ(II)塩、銅塩および鉄塩、サンギナリン、酸素化剤、緩衝化されたペルオキシホウ酸ナトリウムまたはペルオキシ炭酸ナトリウム、フタル酸およびその塩、モノパーサル酸ならびにその塩およびエステル、ステアリン酸アスコルビル、オレオイルサルコシン、硫酸アルキル、スルホコハク酸ジオクチル、サリチルアニリド、臭化ドミフェン、デルモピノール、オクタピノールおよび他のピペリジノ誘導体、ナイシン製剤、亜塩素酸塩;ならびに以上のいずれかの混合物。 請求項30 さらに、全組成物重量の約0.01〜約5重量%の量の抗細菌剤を含む、請求項1〜29のいずれか1項に記載の組成物。 請求項31 さらに、抗炎症性化合物を含み、その際、抗炎症性化合物がマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)、シクロオキシゲナーゼ(COX)、PGE2、インターロイキン1(IL−1)、IL−1β変換酵素(ICE)、トランスフォーミング成長因子β1(TGF−β1)、誘導性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)、ヒアルロニダーゼ、カテプシン、核因子カッパB(NF−κB)、およびIL−1受容体関連キナーゼ(IRAK)から選択される宿主炎症性因子のうち少なくとも1つの阻害剤である、請求項1〜30のいずれか1項に記載の組成物。 請求項32 抗炎症性化合物がアスピリン、ケトロラク、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、インドメタシン、アスピリン、ケトプロフェン、ピロキシカム、メクロフェナム酸、ノルジヒドグアイアレチン酸、およびその混合物から選択される、請求項31に記載の組成物。 請求項33 さらに抗酸化剤を含み、その際、抗酸化剤が補酵素Q10、PQQ、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、アネトール−ジチオチオン、およびその混合物からなる群から選択される、請求項1〜32のいずれか1項に記載の組成物。 請求項34 さらに、ペルオキシド、亜塩素酸金属塩、ペルボレート、ペルカーボネート、ペルオキシ酸、次亜塩素酸塩、およびその組合わせからなる群から選択される増白活性物質から選択される増白剤を含む、請求項1〜33のいずれか1項に記載の組成物。 請求項35 さらに細菌の付着を妨害または阻止する薬剤を含み、その際、細菌の付着を妨害または阻止する薬剤がソルブロール、キトサン、およびその組合わせからなる群から選択される、請求項1〜34のいずれか1項に記載の組成物。 請求項36 さらに、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、およびその組合わせから選択される可溶性カルシウム塩を含む、請求項1〜35のいずれか1項に記載の組成物。 請求項37 さらに、象牙質知覚過敏を軽減するのに有効な量の生理的に許容できるカリウム塩を含む、請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物。 請求項38 組成物が練り歯磨きである、請求項1〜37のいずれか1項に記載の組成物。 請求項39 組成物がマウスウォッシュである、請求項1〜37のいずれか1項に記載の組成物。 請求項40 組成物がチューインガムである、請求項1〜37のいずれか1項に記載の組成物。 請求項41 (i)齲歯の形成を軽減または抑制する、(ii)エナメル質の前齲食病変を軽減、修復または抑制する、(iii)歯の脱灰を軽減または抑制し、再石灰化を促進する、(iv)歯の過敏性を軽減する、(v)歯肉炎を軽減または抑制する、(vi)口内の潰瘍または切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌のレベルを低下させる、(viii)アルギニン分解細菌(arginolyticbacteria)の相対レベルを高める、(ix)口腔における微生物バイオフィルムの形成を抑制する、(x)糖負荷後の歯垢pHを少なくともpH5.5のレベルに上昇および/または維持する、(xi)歯垢の蓄積を軽減する、(xii)口内乾燥を治療、寛解または軽減する、(xiii)歯および口腔を清浄にする、(xiv)侵食を軽減する、(xv)歯を増白する、(xvi)歯を齲食原性細菌に対して免疫化する、ならびに/あるいは(xvii)心血管の健康状態を含めた全身の健康状態を増進する方法であって、その必要がある患者の口腔に、請求項1〜40のいずれか1項に記載の口腔ケア組成物を導入することを含む方法。 請求項42 口腔に導入した際にプロテアーゼがペプチドを加水分解する、請求項41に記載の方法。 請求項43 組成物を口腔に導入した際にプロテアーゼ阻害剤が不活性化または希釈される、請求項41または42に記載の方法。 請求項44 組成物が練り歯磨きであり、歯ブラシで口腔に適用される、請求項40〜43のいずれか1項に記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 EP2934441B1|2017-04-26|Oral gel comprising zinc - amino acid complex AU2012396295B2|2015-08-20|Zinc phosphate containing compositions EP3157502B1|2018-11-28|Dentifrice comprising zinc - amino acid complex and phosphates AU2012397270B2|2015-08-06|Oral care products comprising zinc oxide and trimethylglycine CA2892421C|2019-10-01|Oral care products comprising a tetrabasic zinc - amino acid - halide complex RU2406522C2|2010-12-20|Способ уменьшения воспаления ткани ротовой полости с использованием экстракта магнолии EP2760417B1|2020-11-11|Oral care compositions EP1056438B1|2002-12-04|Oral care compositions comprising chlorite and methods EP1056439B1|2002-10-30|Oral care compositions comprising chlorite CN104887538B|2019-03-29|口腔护理产品及其使用和制造方法 EP1461006B1|2016-09-28|Stable oral compositions comprising casein phosphopeptide complexes and fluoride TWI355280B|2012-01-01|Oral care product and methods of use and manufactu TWI499431B|2015-09-11|含矽酸鈣及鹼性胺基酸之牙劑組成物 RU2718064C2|2020-03-30|Композиции для ухода за полостью рта, содержащие комплексы цинк-аминокислота-галогенид KR20150097562A|2015-08-26|아연 아미노산 할라이드 착체와 시스테인을 함유하는 2성분 조성물 TWI374753B|2012-10-21|Oral care product and methods of use and manufacture thereof AU2012355482B2|2014-10-09|Compositions comprising gallates and gallamides TW201605482A|2016-02-16|Oral composition containing zinc, tin and fluoride ion sources JP5753271B2|2015-07-22|アルギニンおよび炭酸カルシウムを含むオーラルケア製品ならびにその使用方法および製造方法 TWI566782B|2017-01-21|口腔保健產品及其使用方法與製造 AU2008349845B2|2012-02-16|Oral care regimen RU2701374C2|2019-09-26|Композиции для ухода за полостью рта и способы их применения US20030152525A1|2003-08-14|Stable oral compositions comprising casein phosphopeptide complexes and fluoride JP2005503402A|2005-02-03|高められた全体的洗浄を提供する口腔用組成物 BR112015012918B1|2018-10-30|composição para cuidado oral, uso de um aminoácido básico e uso de uma fonte de íons de zinco, de uma fonte de íons de fluoreto e de um aminoácido básico
同族专利:
公开号 | 公开日 BRPI0906461A2|2015-07-14| WO2009100260A2|2009-08-13| RU2477122C2|2013-03-10| EP2249794A4|2014-01-08| EP2249794A2|2010-11-17| TW200946136A|2009-11-16| RU2010137274A|2012-03-20| MX2010004571A|2010-05-17| TWI374756B|2012-10-21| US20100330002A1|2010-12-30| CA2705606A1|2009-08-13| WO2009100260A3|2009-10-08| CN101938990A|2011-01-05| JP2014221780A|2014-11-27| CA2705606C|2014-07-08| AU2009212316A1|2009-08-13| AR070358A1|2010-03-31| ZA201003681B|2015-12-23| AU2009212316B2|2011-10-27|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题 JPS4844447A|1971-10-13|1973-06-26||| JPS5326331A|1976-06-18|1978-03-11|Israel Kleinberg|Decayeddtooth preventing composition| JPH01503142A|1986-07-07|1989-10-26||| JPH01283213A|1988-05-09|1989-11-14|Tadao Shiraishi|Toiletry product blended with enzyme| JPH03261717A|1990-03-09|1991-11-21|Sunstar Inc|Composition for oral cavity application| JPH05503947A|1990-12-05|1993-06-24||| JPH06262165A|1992-09-28|1994-09-20|Wr Grace & Co Connecticut|バイオフイルムを抑制および除去するプロテアーゼ類| JPH06287126A|1993-03-31|1994-10-11|Sunstar Inc|口腔用組成物| JPH11315014A|1998-04-30|1999-11-16|Snow Brand Milk Prod Co Ltd|歯周病予防及び改善剤| JP2002255773A|2001-02-26|2002-09-11|Lion Corp|口腔用組成物| JP2003081799A|2001-06-27|2003-03-19|Lion Corp|練歯磨剤組成物| JP2005524647A|2002-02-22|2005-08-18|エッセンティアバイオシステムズインク|L−アルギニンオリゴマーを含む化粧品処方| JP2004051535A|2002-07-19|2004-02-19|Lion Corp|口腔用組成物| JP2004107309A|2002-09-13|2004-04-08|Lion Corp|口腔用組成物| JP2006506436A|2002-11-14|2006-02-23|スミスクライン・ビーチャム・コーポレイションSmithklineBeechamCorporation|口腔用溶解制御性ポリマー装置| JP2004196756A|2002-12-13|2004-07-15|Lion Corp|口腔用組成物| JP2007503467A|2003-05-14|2007-02-22|ジェネンコーインターナショナルインコーポレーテッド|反復配列タンパク質ポリマーを使用する、活性剤の制御放出| JP2005179268A|2003-12-19|2005-07-07|Gc Corp|口腔用組成物| JP2007084534A|2005-08-26|2007-04-05|Chisso Corp|口腔用組成物| WO2007076446A1|2005-12-21|2007-07-05|Colgate-Palmolive Company|Oral compositions comprising propolis|JP2015500336A|2011-12-15|2015-01-05|コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company|オーラルケア組成物| JP2015504880A|2011-12-21|2015-02-16|コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company|オーラル・ケア組成物| WO2018168997A1|2017-03-16|2018-09-20|江崎グリコ株式会社|歯牙の再石灰化を促進できる口腔用組成物|US3538230A|1966-12-05|1970-11-03|Lever Brothers Ltd|Oral compositions containing silica xerogels as cleaning and polishing agents| US3678154A|1968-07-01|1972-07-18|Procter & Gamble|Oral compositions for calculus retardation| US3535421A|1968-07-11|1970-10-20|Procter & Gamble|Oral compositions for calculus retardation| US4154815A|1970-04-01|1979-05-15|Lever Brothers Company|Zinc and enzyme toothpowder dentifrice| US3696191A|1970-11-10|1972-10-03|Monsanto Co|Dental creams containing enzymes| US3932608A|1971-08-30|1976-01-13|General Mills, Inc.|Food composition| US3943241A|1971-08-30|1976-03-09|General Mills, Inc.|Cariostatic composition| US4058595A|1971-10-13|1977-11-15|Colgate-Palmolive Company|Stabilized toothpastes containing an enzyme| US3932605A|1972-06-12|1976-01-13|Jaroslav Vit|Dental treatment| US3988434A|1972-08-07|1976-10-26|Schole Murray L|Dental preparation| US3959458A|1973-02-09|1976-05-25|The Procter & Gamble Company|Oral compositions for calculus retardation| US4025616A|1973-03-06|1977-05-24|The Procter & Gamble Company|Oral compositions for plaque, caries and calculus retardation with reduced staining tendencies| US3937807A|1973-03-06|1976-02-10|The Procter & Gamble Company|Oral compositions for plaque, caries, and calculus retardation with reduced staining tendencies| US3862307A|1973-04-09|1975-01-21|Procter & Gamble|Dentifrices containing a cationic therapeutic agent and improved silica abrasive| US4100269A|1973-06-28|1978-07-11|Lever Brothers Company|Anticalculus dentifrice| US4022880A|1973-09-26|1977-05-10|Lever Brothers Company|Anticalculus composition| US3925543A|1973-11-01|1975-12-09|Colgate Palmolive Co|Antibacterial oral compositions containing preservative-antioxidants| US3991177A|1973-11-27|1976-11-09|Colgate-Palmolive Company|Oral compositions containing dextranase| US4011309A|1975-01-20|1977-03-08|Marion Laboratories, Inc.|Dentifrice composition and method for desensitizing sensitive teeth| US4051234A|1975-06-06|1977-09-27|The Procter & Gamble Company|Oral compositions for plaque, caries, and calculus retardation with reduced staining tendencies| US4064138A|1975-11-12|1977-12-20|General Mills, Inc.|Amino acid derivatives| USRE31181E|1976-06-18|1983-03-15||Means and method for improving natural defenses against caries| US4108979A|1976-08-02|1978-08-22|Indiana University Foundation|Dentifrice preparations comprising aluminum and a compatible abrasive| US4042680A|1976-08-02|1977-08-16|Indiana University Foundation|Anticariogenic maloaluminate complexes| US4108981A|1976-08-02|1978-08-22|Indiana University Foundation|Alkaline oral compositions comprising aluminum and a carboxylic acid| US4146607A|1977-11-07|1979-03-27|Lever Brothers Company|Synergistic anti-plaque mixture with tetradecylamine plus aluminum and/or zinc| US4340583A|1979-05-23|1982-07-20|J. M. Huber Corporation|High fluoride compatibility dentifrice abrasives and compositions| US4160821A|1978-02-27|1979-07-10|Johnson & Johnson|Treatment for gingivitis| GB1573727A|1978-05-19|1980-08-28|Colgate Palmolive Co|Dentifrices| US4216961A|1978-08-04|1980-08-12|Mcquillan Mary J|Table baseball apparatus| US4225579A|1979-02-27|1980-09-30|Israel Kleinberg|Means and method for improving defenses against caries| US4339432A|1979-06-20|1982-07-13|Lever Brothers Company|Oral mouthwash containing zinc and glycine| US4269822A|1979-07-20|1981-05-26|Laclede Professional Products, Inc.|Antiseptic dentifrice| JPS5835965B2|1979-07-31|1983-08-05|Lion Corp|| JPS5846483B2|1979-09-20|1983-10-17|Lion Corp|| US4428930A|1981-09-18|1984-01-31|Minnesota Mining And Manufacturing Company|Compositions and method for reducing elution of therapeutic agents from teeth| US4355022A|1981-07-01|1982-10-19|Interon, Inc.|Method of dental treatment| US4532124A|1981-08-19|1985-07-30|Development Finance Corporation Of New Zealand|Dental rinse| JPS6234013B2|1981-12-29|1987-07-24|Lion Corp|| US4885155A|1982-06-22|1989-12-05|The Procter & Gamble Company|Anticalculus compositions using pyrophosphate salt| US4477429A|1982-08-26|1984-10-16|Johnson & Johnson Products, Inc.|Oral compositions comprising N.sup.α -alkyl derivatives of arginine| US4725576A|1983-12-29|1988-02-16|Research Foundation Of State University Of New York|Fungicidal polypeptide compositions containing L-histidine and methods for use therefore| US4528181A|1984-02-01|1985-07-09|Colgate-Palmolive Company|Dentifrice containing dual sources of fluoride| US5334617A|1984-03-19|1994-08-02|The Rockefeller University|Amino acids useful as inhibitors of the advanced glycosylation of proteins| GB8411731D0|1984-05-09|1984-06-13|Unilever Plc|Oral compositions| US5000939A|1984-06-12|1991-03-19|Colgate-Palmolive Company|Dentifrice containing stabilized enzyme| JPH0742219B2|1984-07-26|1995-05-10|ライオン株式会社|口腔用組成物| US4538990A|1984-09-24|1985-09-03|Medical College Of Ga. Research Institute, Inc.|Method of decreasing the permeability of a dental cavity| CH671879A5|1987-02-26|1989-10-13|Nestle Sa|| US4866161A|1987-08-24|1989-09-12|University Of South Alabama|Inhibition of tartar deposition by polyanionic/hydrophobic peptides and derivatives thereof which have a clustered block copolymer structure| US5004597A|1987-09-14|1991-04-02|The Procter & Gamble Company|Oral compositions comprising stannous flouride and stannous gluconate| GB8729564D0|1987-12-18|1988-02-03|Unilever Plc|Oral compositions| US4842847A|1987-12-21|1989-06-27|The B. F. Goodrich Company|Dental calculus inhibiting compositions| US5438076A|1988-05-03|1995-08-01|Perio Products, Ltd.|Liquid polymer composition, and method of use| US5096700A|1990-09-28|1992-03-17|The Procter & Gamble Company|Halogenated aminohexanoates and aminobutyrates antimicrobial agents| US5370865A|1992-05-15|1994-12-06|Kao Corporation|Composition for use in oral cavity| US5286480A|1992-06-29|1994-02-15|The Procter & Gamble Company|Use of N-acetylated amino acid complexes in oral care compositions| EP0704533A1|1994-09-30|1996-04-03|Bayer Ag|An attenuated vaccination virus, a method to make the virus and a pharmaceutical compositions comprising the virus| JPH11502527A|1995-03-28|1999-03-02|ノボノルディスクアクティーゼルスカブ|口内ケア組成物| DE69618786T2|1995-07-10|2002-11-07|Unilever Nv|Wärmeerzeugende zahnpasta| CA2184802C|1995-10-10|2007-07-31|Karl-Heinz Bender|Process for manufacture of imidazo benzodiazepine derivatives| JP2974604B2|1996-01-23|1999-11-10|雪印乳業株式会社|塩基性タンパク質組成物、塩基性ペプチド組成物及びその利用| US5762911A|1996-03-05|1998-06-09|The Research Foundation Of State University Of New York|Anti-caries oral compositions| US6488961B1|1996-09-20|2002-12-03|Ethypharm, Inc.|Effervescent granules and methods for their preparation| AU4550897A|1996-10-11|1998-05-11|Novo Nordisk A/S|Starch binding domains for oral care products| AU4616797A|1996-10-25|1998-05-22|Novo Nordisk A/S|An oral care product comprising a mutan binding domain| US5906811A|1997-06-27|1999-05-25|Thione International, Inc.|Intra-oral antioxidant preparations| US6159447A|1997-10-16|2000-12-12|Pharmacal Biotechnologies, Llc|Compositions for controlling bacterial colonization| US20030118572A1|1997-12-29|2003-06-26|Novozymes A/S|Modified enzymes| US5922346A|1997-12-01|1999-07-13|Thione International, Inc.|Antioxidant preparation| US6805883B2|1998-03-12|2004-10-19|Mars, Incorporated|Food products containing polyphenol and L-arginine to stimulate nitric oxide| US5997301A|1998-10-20|1999-12-07|Linden; Lars Ake|Treatment of tooth surfaces and substances therefor| SE9901773D0|1999-05-17|1999-05-17|Nicklas Stroemberg|Prevention of caries in the teeth| US6436370B1|1999-06-23|2002-08-20|The Research Foundation Of State University Of New York|Dental anti-hypersensitivity composition and method| GB2354441A|1999-08-06|2001-03-28|Mccormack Ltd|Composition for treating dentine hypersensitivity| US6355225B1|1999-10-05|2002-03-12|Wm. Marsh Rice University Tda Research, Inc.|Fullerene contrast agent for magnetic resonance imaging and spectroscopy| US6558654B2|2000-04-11|2003-05-06|Mclaughlin Gerald|Composition and method for whitening teeth| US20020081360A1|2000-12-27|2002-06-27|Andreas Burgard|Salts of L-amino acid having improved taste and their preparation| JP2002370957A|2001-06-11|2002-12-24|Lion Corp|口腔用組成物| US20030194445A1|2001-11-12|2003-10-16|Kuhner Carla H.|Compositions and methods of use of peptides in combination with biocides and/or germicides| US8128911B2|2002-05-10|2012-03-06|Colgate-Palmolive Company|Antibacterial dentifrice exhibiting enhanced antiplaque and breath freshening properties| JP4076874B2|2003-02-14|2008-04-16|ピジョン株式会社|歯磨き組成物| US20050226839A1|2003-09-08|2005-10-13|Xueying Huang|Pepetide-based body surface reagents for personal care| WO2005026194A2|2003-09-12|2005-03-24|The Regents Of The University Of California|Granulysin peptides and methods of use thereof| US7091001B2|2004-07-30|2006-08-15|Council Of Scientific & Industrial Research|Process for the preparation of high arginine peptides| MX2008000556A|2005-07-12|2008-03-10|Colgate Palmolive Co|IMPLEMENT FOR ORAL CARE THAT HAS A DEPOSIT FOR ASSORTMENT OF ACTIVE AGENT| JP2007099632A|2005-09-30|2007-04-19|Sunstar Inc|歯牙の再石灰化促進方法| US20070231277A1|2006-03-31|2007-10-04|Deepak Sharma|Multicomponent whitening compositions and containers| BRPI0711271A2|2006-05-09|2011-11-08|Colgate Palmolive Co|método de limpeza de uma superfìcie oral, de manutenção da saúde oral e/ou de aumento da saúde oral|ITTO20090428A1|2009-06-04|2010-12-05|Chiara Cesano|Composizione cosmetica e farmaceutica e mezzo di coltura per la rigenerazione del tessuto mucoso orale, e relativi usi| CN102524504A|2012-03-13|2012-07-04|吴圣陶|一种护齿口香糖| ITCZ20120007A1|2012-05-25|2013-11-26|Giuseppe Alfi|Pasta dentifiricia sbiancante, lucidante e remineralizzante| CA2891204A1|2012-12-03|2014-06-12|Colgate-Palmolive Company|Compositions and methods for treating dental caries| CN103893813B|2012-12-28|2018-04-17|财团法人工业技术研究院|高分子组合物与高分子材料| WO2015023773A2|2013-08-14|2015-02-19|University Of Tennessee Research Foundation|Tooth remineralization compositions and methods| US9884130B2|2013-11-13|2018-02-06|The Procter & Gamble Company|Compositions for delivery of oral comfort sensations| CA2981092A1|2015-04-29|2016-11-03|Colgate-Palmolive Company|Oral care compositions| WO2017074960A1|2015-10-26|2017-05-04|Colgate-Palmolive Company|Oral care products and methods|
法律状态:
2013-02-19| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130219 | 2013-02-25| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130222 | 2013-05-23| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130522 | 2014-02-20| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140219 |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|